2011/5/25 石川漆工房の製品がハワイにも

昨年に京都の料理店「くずし割烹 枝魯枝魯」さんがハワイに新しい店舗「Nanzan GiroGiro」を出店されるにあたり、新しい折敷(トレー)を製作納品させていただきました。

そしてついに一か月前の4月19日、お店がオープンされました。製作途中なども報告したかったのですが、新しい店舗の新しい食器ということでオープンされるまではじっと待っておりました。 トレーのデザインは現在パリで活躍されているDai Sugasawaさん。完成までに何度も何度も形、塗り、本当に細かいところまで打合せをしてまいりました。そのおかげで大変素晴らしい折敷が出来上がったと思っております。

さらにハワイのお店で撮影された折敷の素晴らしい写真も使用させてもらえることになり、本当にありがたいです。普段、自分たちで写真を撮っているので今回紹介する写真のようにはなかなかうまくいきません。 折敷の良さが凄く伝わってきます。カメラマンはKyler Kwockさん、ホノルル在住の方みたいです。

製作上、苦労したのは銀色の粉を塗料に混ぜて塗るので少し厚く塗ってしまうとすぐにピンホールが開いてしまい、研ぎ直して塗り直しになることが多かったところです。 意外なところではロゴをシルクスクリーンで行ったので「Nanzan」の「N」部分の細いところが上手く表現できず版を作り直したりもしました。とにかくおかげさまで無事に納品でき、お店もオープンされ、ハワイで石川漆工房の製品が活躍できるのは本当にうれしいことです。ワールドワイドな会社になった気分です。ハワイに行かれた際は地元の食事も良いですが、京都発の料理屋さんをハワイでも楽しんでみてください。

photo/Kyler Kwock

photo/Kyler Kwock

photo/Kyler Kwock

photo/Kyler Kwock

photo/Dai Sugasawa

photo/Kyler Kwock お店の外観



2011/3/31 うるおい漆展の記事が新聞に掲載されました。

昨日から始まった私が所属している京都漆器青年会の公募展「うるおい漆展」が京都新聞の取材を受けました。

主には40周年事業として製作したペンケースのことなどが記事になっていました。 こうやって取材され記事になることで今日以降、3日(日)までお客さんが増えることを祈ります。 多くの人にご覧いただき、様々な反応や感想を見て聞いて今後の漆器作りのヒントになればと思っております。

記事の原文はコチラ





2011/3/25 感謝状をいただきました。
石川漆工房が京都市から感謝状をいただきました。なぜ急に感謝状なのかと疑問に思う人がほとんどだと思います。私も最初の何の感謝状かわからずびっくりしました。

実は石川漆工房では毎年京都の銅駄美術工芸高等学校からインターンシップを依頼されて1,2名ですが受け入れてきました。その活動が感謝状の対象になったそうです。会社というのは規模の大きい、小さいに関わらずその会社がある地域に社会貢献しなければならないと誰かから以前に聞いてなるほどと思ったことがありました。その時はなるほどと思っただけで実際に毎日の仕事の中で社会貢献をしていると実感することはありませんでした。しかし、今回この感謝状をいただいて毎年当たり前のように受け入れているインターンというものが実はほんの少しではあるが地域の社会貢献に役だっているのだなと感じ、この先受け入れられる間はずっと受け入れていこうと改めて感じました。





2011/3/16 賞をいただきました。
ホームページに掲載しよう、しようと思い日がたちタイムリーな話題ではなくなりましたが、2月にあった京都漆器工芸協同組合の京漆器展にて石川漆工房が出品した「茶箱」が理事長賞を受賞しました。「茶箱」と言われてもピンとこない方が多いと思いますが、簡単に言うと茶道の道具一式を詰めておく箱です。本来ならお茶碗も入れるのですがお茶碗は今回セットになっておりません。茶箱本体に茶筅筒、棗、香合入れ、干菓子入れがついてきます。2個作ったのですがすでに1つご購入頂きました。うれしい限りです。今はもう写真の現物1点しかありません。もしご興味のある方がおられましたら是非ともお問い合わせください。